Laveraison Wine Story

E. Guigal // Crozes Hermitage 2020

E.ギガル // クローズ・エルミタージュ


1. 生産者の紹介(E. Guigal)

E. Guigal(エティエンヌ・ギガル)は、1946年にローヌ地方コート・ロティで創業した、フランスを代表する名門ワイナリーです。創業者エティエンヌ・ギガルの息子であるマルセル・ギガル、そして現在は孫のフィリップへと引き継がれ、3世代にわたって家族経営を続けています。ローヌ全域にわたる高品質なワイン造りで知られ、特にコート・ロティの「ラ・ムーリーヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・テュルク」は世界的にも高く評価されています。品質への徹底したこだわりと丁寧な醸造は、ローヌワインのスタンダードを引き上げたと評されるほどです。


2. ワインの特徴(Crozes Hermitage 2020)

“Crozes Hermitage 2020”は、ローヌ北部で造られるシラー100%の赤ワインで、エレガンスと力強さを兼ね備えたバランスの取れた1本です。クロズ・エルミタージュはエルミタージュの南東に広がるアペラシオンで、土壌の多様性がシラーに複雑な個性をもたらします。2020年は暑く乾燥した気候条件で、凝縮感と熟度の高い果実が特徴のヴィンテージです。

基本情報

  • 産地:フランス・ローヌ地方・北ローヌ(Crozes-Hermitage AOC)
  • 品種:シラー 100%
  • アルコール度数:13.5%
  • 醸造:ステンレスタンクおよびオーク樽での発酵
  • 熟成:一部はオーク樽(新樽比率控えめ)で12〜18か月熟成

3. 味わいの特徴(香り、味わい、余韻)

  • 香り:ブラックベリーやプラム、黒胡椒、リコリスに加え、スモーキーでスパイシーなニュアンスも。
  • 味わい:凝縮感のあるダークフルーツと、しっかりとした酸、きめ細かいタンニンが広がります。中盤からはクローブや樽由来のロースト香も感じられ、複雑で奥行きのある味わい。
  • 余韻:ミディアム〜ロングの余韻で、スパイスと土っぽさがゆっくりと持続します。

4. 食事とのペアリング(おすすめ料理と理由)

シラーらしいスパイシーさと果実味の厚みを持つこのワインは、肉料理や香ばしい調理法との相性が抜群です。特に、ローストやグリル、ハーブを使った料理とよく合います。

おすすめの料理

  • 牛肉のロースト(タイムやローズマリーを添えて)
  • スパイスを効かせたラムチョップ
  • イノシシや鹿肉のシチュー(ジュニパーベリーや黒胡椒)
  • 焼きナスのバルサミコ風味
  • チーズ:トム・ド・サヴォワ、コンテなどの熟成チーズ

5. ワイン造りの特徴(栽培方法、醸造、スタイル)

  • 栽培:リュット・レゾネ(減農薬農法)を採用し、自然環境に配慮した栽培管理を徹底
  • 収穫:手摘みでの丁寧な選果を実施
  • 醸造:温度管理されたタンクでの発酵とマセラシオンにより、果実のピュアさを引き出す
  • 熟成:一部オーク樽で熟成し、過度な樽香を避けながらもワインに複雑さを与えるスタイル

6. 飲み頃と熟成(飲み頃、熟成による変化、デキャンタージュの有無)

飲み頃:2023年〜2030年頃まで楽しめます。2024年時点でもすでに開いており、心地よいタンニンと果実味を味わえます。
熟成による変化:5年以降の瓶内熟成で、スパイスや土のニュアンスがより複雑に、タンニンはさらに滑らかに
デキャンタージュ:開けてすぐでも楽しめますが、若いうちは30〜60分のデキャンタージュをおすすめします。


7. まとめ(総括、印象)

E. Guigal // Crozes Hermitage 2020は、北ローヌのシラーの魅力をストレートに感じられるクラシカルな1本。ギガルならではの丁寧な醸造により、果実の凝縮感とスパイスの奥行き、そして繊細なタンニンのバランスが見事に表現されています。肩ひじ張らずに楽しめる価格帯ながら、本格派の風格を持つ赤ワインとして、日々の食卓にも、ちょっと特別な夜にもふさわしい1本です。


どこで購入できますか? LAVERAISONです。まず連絡お願いします。      お待ちします。

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